グリフ
ラテンアルファベットで書かれたほとんどの言語では、小文字の⟨i⟩のドットは区別がつかないのでグリフではなく、ドットが誤って省略された⟨ı⟩も正しく認識されると思われます。 しかし、トルコ語では、i の文字にドットがあるものとないものの2種類があるため、これはグリフである。 また、日本語の五十音表では、いくつかの文字が複数の別々のマークで構成されているが、一般にこれらの別々のマークはそれ自体では意味を持たないので、グリフではない。 しかし、場合によっては、付加記号が発音記号の役割を果たし、異なる文字を区別することがある。 このような付加記号はグリフを構成する。 一般に、発音区分符号は、フランス語やカタロニア語の cedilla、いくつかの言語の ogonek、ポーランド語の “Ł” のストロークのように、文字の残りの部分と連続していてもグリフになります
Icelandic の æ やドイツ語の ß のようないくつかの文字はグリフとみなされることがあります。 これらはもともと合字であったが、時間の経過とともにそれ自体が文字となり、これらの言語では別の文字として扱われるようになった。 しかし “ſi “のような合字は書体によっては一つのユニットとして扱われるが、これは書体の癖に過ぎず、本質的にはアログラフィーの特徴であり、複数の書記素を含んでいるので、間違いなくグリフとはいえない。 通常の手書き文字では、長い単語でもペンが紙から離れることなく「繋ぎ合わせて」書かれることが多く、書かれた各文字の形はその前後の文字によって異なることが多いが、だからといって単語全体を単一のグリフにすることはできない。
同じ意味を持つ二つ以上のグリフは、交換可能に使われるか文脈によって選択されるか、お互いのアログリフと呼ばれる
。
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