鼠径部皮下膿瘍

85歳女性の左鼠径部上方にあった腫瘤が皮下膿瘍であることが判明した。 腫瘤はもともと4年前に脂肪腫に一致する小さく軟らかい自由に動く腫瘤として存在していた。 5日前にその部位に圧痛とわずかな発赤があったことを報告した。 その後5日間で、腫瘤は大きくなり、かなりの量の紅斑と腫脹が恥骨部にまで及んでいた。 5日目には少量の出血が認められた。 超音波検査により,左鼠径部の皮膚に直接隣接する皮下軟部組織に,葉状縁と水平方向の大きさ2.6 × 1.8 × 2.3 cmの皮下膿瘍と思われる腫瘤を発見した。 この膿瘍は、切開とドレナージにより治療され、治癒した。 ぜひご参加ください。 クリニカルパールをお持ちの方はこちらから投稿してください!

クリニカルアドバイザー2018年09月01日号より

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