The Harderian Gland of the Djungarian Hamster (Phodopus sungorus):

Abstract

Djungarian hamster Phodopus sungorusのハーデリアン腺について,長日期あるいは短日期の両性成体で光および電子顕微鏡による調査を行った。 これらの腺は管腔-肺胞構造を有している。 上皮細胞は大きな円形の核を底部に持ち,細胞質全体に多数の小胞が分布する小さな円柱状の細胞(タイプI細胞),あるいはより大きな小胞を持つやや幅広の細胞(タイプII細胞)として観察された。 両細胞の比率は雌雄に関係なく1:1〜2:1(I型:II型)であった。 電子顕微鏡では,小胞型の豊富な平滑小胞体とクリスタ型の棒状または楕円形のミトコンドリアが非常に多く,ゴルジ複合体はほとんど見られなかった。 膜状体」はII型細胞で約9倍、雌の動物の腺ではさらに4倍に増えていた。 観察された多管束構造のわずかな束は、主にタイプIの細胞で見られた。 筋上皮細胞はアシナール細胞の基部と連結しており、相互乖離していた。 細胞膜の先端部には多くの微絨毛が観察された。 アシナール細胞は主にメロクリン分泌を示すが、アポクリン分泌も一部で見られた。 落射蛍光下では、赤色ポルフィリン蛍光が主に頂膜にあるI型細胞で多く見られた。 また,長日期,短日期の比較ではハーデリアン腺の構造に差は認められなかった

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