The effects of growth hormone-releasing peptide-2 (GHRP-2) on release of growth hormone and growth performance in swine
新規成長ホルモン放出ペプチド、GHRP-2(別名KP102)の成長ホルモン(GH)の放出および成長成績に対する影響をブタにおいて検討した。 交雑去勢雄豚にGHRP-2を2,10,30および100μg/kg体重で単回静脈内投与したところ,用量依存的にGHの放出が促進され,120分後にはベースラインまで回復した。 GHRP-2注射後の180分間のGHピーク濃度およびGH反応曲線下面積(GH AUC)は,生理食塩水注射後よりも高かった(P < 0.05)。 GHRP-2(30 μg/kg BW)を2時間間隔で6時間反復i.v.注射したときのGH応答は,注射ごとに減少した. GHRP-2(30 μg/kg BW)を1日1回,30日間皮下慢性投与すると,常にGH放出が促進された. GHRP-2投与豚の投与1日目,10日目および30日目の注射後300分間のGH AUCは,生理食塩水投与豚のそれよりも高い値を示した. しかし,GHRP-2 の慢性投与により,投与 1 日目から 10 日目にかけて GH 反応が一部減弱した. また,GHRP-2の慢性的なs.c.投与は,生理食塩水対照値と比較して,投与期間全体の平均日増体は22.35%(P < 0.05),飼料効率(飼料/増体)は20.64%(P < 0.01)増加したが,1日の飼料摂取量は有意には変化させなかった. 以上の結果より,GHRP-2は豚のGH放出を促進し,成長能を向上させることが示唆された。
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