Euploidy in Ricinus

Abstract

核ゲノム重複が葉緑体のクロロフィルタンパク質量と光化学活性、および葉組織の光合成速度に及ぼす影響をヒマシの1倍体、2倍体、4倍体について評価した。 この2倍体の解析により、核のサイズが大きくなるにつれ、光化学系II(2,6-ジクロロフェノールインドフェノール還元)と光化学系I(N,N,N′-テトラメチル-p-フェニレンジアミンからメチルビオロゲン)への酸素摂取量が減少することが明らかとなった。 また、ハプロイド、2倍体、4倍体の葉組織における光合成酸素発生量と14CO2固定率も核ゲノムサイズの増大に伴い減少することがわかった。 3つの倍数体レベルの細胞から得たドデシル硫酸ナトリウム可溶化チラコイド膜から、洗剤で複合化した遊離色素のゾーンに加えて、6つのクロロフィル-タンパク質複合体を分離した。 P700-クロロフィルa-タンパク質複合体と集光性クロロフィルa/b-タンパク質複合体に加え、クロロフィルaのみを含む2つの複合体、クロロフィルaとbの両方を含む2つの複合体、計4つの小さな複合体が明らかにされた。

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