Dear Doctor: a tool to facilitate patient-centered communication
Background: 21世紀の医療システムの6つの目標の1つとして、患者中心の医療が掲げられている。 メモ帳はリマインダーや個人的な交流のためのシンプルなツールである。 患者からの質問を促し,患者の満足度を向上させるためにデザインされたベッドサイドのメモ帳,Dear Doctor(DD)ノートを紹介した。
目的 患者とのコミュニケーションを促進し、病院での医師との患者との出会いを改善するためのベッドサイドツールとして、DDノートを提供する。
デザイン。 単一施設での横断的調査である。
方法 3か月間(2009年7月~2009年9月)、大規模な学術医療センターの介入群(一般内科1、循環器内科1)の入院患者全員にDDメモ帳とペン、使用説明書が配布された。 介入群(n=440)のDDノートを受け取った患者を調査し、マッチさせた対照群(一般内科1、循環器内科1、n=224)の回答との比較を行った。
結果を報告する。 介入群の調査対象患者440名のうち、78%(n=343)が病室にメモ帳を受け取り、47%(n=207)がそれを使用した。 DDメモ帳を受け取った343人のうち65%(n=223)が入院生活に関連したメモを取ったと回答したのに対し,対照群では224人(n=50)の22%にとどまった(P < 0.001)。 DDノートを使用している207人の患者は,対照群と比較して,5段階のリッカート尺度で測定したところ,医師から回答される頻度が高かった(4.63 vs 4.45; P < 0.001). しかし、コミュニケーションに関する全体的な評価には、intention-to-treat解析において介入群と対照群との間に差は認められなかった(4.55 vs 4.55、P = 0.89)。 DDメモ帳を使用したすべての患者は、アンケートで医師とのコミュニケーションが少なくともある程度向上したと回答した。
結論 ベッドサイドのメモ帳の活用は、患者の医師とのコミュニケーションに対する満足度を向上させた。 DDノートのような簡単で低コストの患者中心のツールは、患者の医療者や病院での全体的な経験を高める可能性がある。
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