解凍した母乳はいつまで使えるの?

冷凍母乳を安全に使うコツ

母乳は冷凍することで保存期間が延びます。 冷凍した母乳を解凍したら、早く使って安全に授乳しましょう。

仕事に復帰するとき、母乳をストックしておくと、離れている間の子どもの食事が安心です。 しかし、搾乳した母乳を冷凍庫に入れるには、適切な取り扱いや解凍方法についての質問も出てきます。

解凍した母乳はいつまで使える?

母乳を完全に解凍したら、できるだけ早く使うのがベストです。 専門家によると、完全に解凍してから24時間以内に使用することを勧めています。 解凍した母乳を室温に2時間以上放置すると、細菌の繁殖を阻止する機能が失われるため、室温に放置しないようにしましょう。 解凍した母乳は、赤ちゃんに与える準備が整うまで冷蔵庫で保管し、細菌が繁殖するリスクを最小限に抑えましょう。

専門家は、再凍結の代わりに、使われなかった解凍母乳を廃棄することを勧めています。 冷凍・解凍した母乳を再冷凍することについてはあまり研究が進んでいないため、再冷凍後の母乳の安全性については何とも言えません。

母乳の正しい保存方法

母乳はもともと細菌が繁殖しにくいものですが、保存期間が長くなるとその抵抗力も弱まっていきます。 搾りたての母乳は、部屋が暑すぎなければ、室温で6時間程度は保つことができます。 冷蔵庫では、最適な保存期間は4日までですが、清潔な場所に保管すれば5~8日は持ちます。

母乳を冷凍保存することは、長期保存のための唯一の安全な選択肢です。 母乳は冷凍庫で6ヶ月まで安全に保存することができます。 冷凍庫に入れれば6カ月は安心です。別の冷凍庫に入れれば12カ月は安心です。 脂肪、タンパク質、カロリーが失われ始めるので、新鮮なミルクほど栄養価が高くなくなります。 3ヶ月を過ぎると酸味が強くなります。 ビタミンCは冷凍後1~5カ月で減少します。

母乳は、ドアを開けるたびに温風の影響を受けない冷凍庫の奥が最適です。 自動霜取り機能付きの冷凍庫をお使いの場合は、牛乳を冷凍庫の壁面から離して置いてください。

冷凍母乳の解凍と加熱

冷凍母乳を使う準備はできましたか? 一番古い母乳から使い始めると、腐敗する前に使い切ることができます。 冷凍庫から冷蔵庫に移すのが、もっとも安全で簡単な解凍方法です。 冷蔵庫に保管することで、解凍した母乳の中で細菌が繁殖する可能性を最小限に抑えることができます。 また、この方法はミルクから脂肪が失われるのを最小限に抑えます。 夜中に母乳を冷凍庫から冷蔵庫に移す習慣をつけると、翌日には解凍された母乳が飲めるようになります。 凍らせた母乳を冷蔵庫に移すのを忘れてしまうこともあるでしょう。 あるいは、必要なときに突然解凍した牛乳がないことに気がついたりします。 早く解凍する方法として、瓶や保存袋にぬるま湯をかけるという方法があります。

母乳を解凍したり、電子レンジで温めたりすることは絶対にしないでください。 加熱にムラができ、危険なホットスポットができる可能性があるだけでなく、母乳に含まれる抗体を台無しにしてしまうこともあります。 また、コンロでお湯を入れた鍋に哺乳瓶を入れて加熱すると、ミルクの栄養分が壊れ、脂肪分が減少することもあります。 ミルクの栄養価をできるだけ保つためには、穏やかな加熱が最適です。

提供する温度について 解凍した母乳は、どのような温度でも出すことができます。 冷蔵庫から出してすぐに赤ちゃんに飲ませても全く問題ありません。 しかし、小さなお子様が少し温かいものを好む場合は、ぬるま湯を使った温め方をしましょう。 解凍した母乳をぬるま湯の入ったボウルに入れ、赤ちゃんの好きな温度になるまで放置します。 ミルクを軽く振り混ぜると、均一に温まります。 また、哺乳瓶保温器を使って、解凍した母乳を安全に温めることもできます

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