十二指腸球の原発性腫瘍 : American Journal of Roentgenology: Vol. 107, No. 1 (AJR)

ABSTRACT :

1932年から1967年まで、ニューヨーク病院では64例の十二指腸原発腫瘍があり、良性が35例、悪性が29例であった。 良性腫瘍には多くの組織型がみられた。 球部より遠方では、26例の悪性腫瘍のうち1例を除いてすべて癌であったが、3例の悪性球部腫瘍はこのタイプではなかった。 球根では良性腫瘍が悪性腫瘍よりはるかに多かった(14:3)

球根だけに関して言えば、男性が女性の2倍多かった。

球状腫瘍患者の症状およびミルクアルカリレジメンに対する反応は、十二指腸消化性潰瘍患者のものと区別がつかなかった。

ポリポイド管内腫瘍は術前の消化管レントゲン写真で正しく診断され、これらの腫瘍は常に良性であった。 しかし,消化管検査で組織型を鑑別する方法はないようである。

有意な腔内成分を伴わない腔内腫瘍は,一貫して潰瘍または変形球と誤診された。 このような腫瘍6例のうち5例では手術時に潰瘍を伴っていた。 術前の消化器系を検討した結果,異常に大きな球根や潰瘍,あるいは図5,A,Bのルーセントエリアのような奇妙な形状の所見は,硬膜内腫瘍の可能性を高めるべきであると示唆された。 これらの硬膜内腫瘍の半数は悪性であった

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