ディド'のラメントがいちいち心を痛める理由を専門家に聞いてみた

24 March 2017, 15:31 | Updated: 2021年1月6日 16:24

Facebook share Twitter share

パーセルのこの名作を嗚咽せずに聞くことは可能だろうか? 私たちは断じてそうは思わない。 そこで、チェンバロ奏者であり指揮者でもあるトレヴァー・ピノックに、パーセルがいかに私たちを毎回涙させるか、具体的に説明してもらった。

パーセルのオペラ『ディドとエネアス』のディドの嘆きは、これまで書かれた音楽の中で最も悲しい曲であることは間違いありません。

私たちは、伝説のチェンバロ奏者であり指揮者でもあるトレヴァー・ピノックの家を訪ね、パーセルがこの有名なアリアで何をしているのか、何がこの曲を泣かせるのかについて、説明してもらうことにしました。

1 9小節のメロディに対する5小節のグランドベース

さて、ここで私たちは非常に専門的になってしまったことに気がつきました。 しかし、トレヴァーが説明するように、グランドベースの1フレーズの終わりにメロディが続くということは、最初から湧き上がってくるということです。

Trevor Pinnock’s guide to Dido’s Lament

パーセルのDidoのLamentはなぜ、あんなに胸が痛むのでしょうか? 伝説のトレヴァー・ピノックに分解してもらいました!

投稿者:Classic FM 投稿日:2016年1月6日(水)

2 「私を思い出して」のモチーフ

ああ、あの切ないメロディだ。 しかし、それが恋人との永遠の別れを告げられた女性の悲痛な叫びのように聞こえるのは、いったいなぜなのでしょうか。

Trevor Pinnock’s guide to Purcell’s Dido’s Lament

パーセルの「ディドの嘆き」は、なぜこんなに悲しいのでしょうか? トレヴァー・ピノックに解説してもらいました!

投稿者:Classic FM 投稿日:2016年1月6日(水)

3 旋律線の傾いたアポジャトゥーラ

これらの装飾音(猶予音や通過音に類似)はこのアリアを飾っています。

Trevor PinnockによるDidoのLamentの解説-なぜ泣けるのか

なぜDidoのLamentは耐えられないほど悲しいのでしょうか? 専門家(伝説のトレヴァー・ピノック)に解説してもらいました

投稿者:Classic FM on Wednesday, 6 January 2016

4 Falling phrases in the melody

これらについて、トレヴァーは基本的に=despairだと解説しています。

Trevor Pinnock’s guide to Dido’s Lament by Purcell

トレバー・ピノックに、なぜDidoのLamentが毎回私たちを魅了するのかを解説してもらいました。

Posted by Classic FM on Wednesday, 6 January 2016

5 A series of appoggiaturas in the strings

Yes, it’s these sneaky little ornaments again, getting into your heart and make it break.このような卑近な装飾は、私たちの心に入り込み、それを壊してしまうのです。

Trevor Pinnock’s guide to Dido’s Lament

Dido’s Lamentが私たちの心を細かく壊してしまう理由を、私たちは素晴らしいトレバー・ピノックに尋ねた

Posted by Classic FM on Wednesday, 6 January 2016

しかし、Didoのラメントもトレバー・ピノックにとってはまだ心折れないのか………?

数え切れないほど聴き、ほぼ同じ回数チェンバロから指示し、詳細に研究してきたパーセルの傑作アリアは、今もトレヴァー・ピノックの心を打ち砕くのだろうか?

Trevor Pinnock still finds Dido’s Lament unbearably sad

Trevor Pinnock has heard and conduct counts times, but he still find it utterly heart-wrenching…

Posted by Classic FM on Wednesday, 6 January 2016

Leave a Reply