アテネ

マケドニアやテッサリー地方の香り高いチプロ、そのクレタ島版チクーディア、サントリーニ島のヴィンサント酒、サモス島の甘口ワイン……。 ヒオス島のマスティハ（マスチック）リキュール、コルフ島のキンカンリキュール、ナクソス島のキトロンリキュールなど、厳選した原料を使い、昔ながらの製法で作られるギリシャの伝統酒です。

ギリシャ国内外に知られ、楽しまれているこれらの伝統的な飲み物が、今、ミクソロジーの世界に旋風を巻き起こしているのです。 試行錯誤の末、シェイカーに注がれ、ギリシャ風の爽やかでエキサイティングな新しいカクテルの基礎となり、味覚の冒険を求める人々に受け入れられています。 まず、カクテルを作る過程を見るのが楽しい、演劇的である、ただ飲むだけでなく、ユニークな体験を楽しめる、というのが人気の理由です。 次に、材料の幅が広がり、特に風味の面でカクテルの面白さが増している」

この波に乗って、ギリシャのバーテンダーは想像力を発揮している。 ギリシャのワインやスピリッツに、ビター、フルーツジュース、野菜、そしてラザラキスが指摘するように「地元のハーブ、蜂蜜、さらにはオリーブやヨーグルト」など、さまざまな素材を混ぜ合わせて、おいしい驚きを創造しています。